こんにちは、けんたろうです。
今回は片付けについての話です。
- 掃除をしても、数日後にはもとの散らかった部屋に戻ってしまう
- 断捨離するぞ!と意気込んだものの、結局ほとんど捨てられない
こんな悩みを抱える人にとっては、かなり参考になるんじゃないかと思います。
物をたくさん持つことの弊害
「物をたくさん持つことによる弊害」は、普通に生活しているだけでは、なかなか気づきにくいもの。
- 時間が奪われる
- お金が奪われる
物が増えれば増えるほど、あなたの貴重な時間が削られ、お金も減っていきます。
時間が奪われる
「物をなくしてしまった」
物を探すという時間のムダ、あなたも経験ないですか?
1日たった3分でも、1ヶ月で1時間半、1年で18時間のムダになります。
限られた貴重な時間を「なくした物探し」に使ってしまうなんて、もったいない。
物を減らして探す時間を減らすことで、自由に使える時間が増えます。
ムダな物がいかにあなたの時間を奪っているか、冷静に考えると恐ろしくないですか?
お金が奪われる
当然ですが物を買えば出費が増えます。
贅沢な生活をしていれば貯金はたまりません。
高級車やブランド品は、今のあなたにとって本当に必要な物でしょうか?
その場限りの物欲にまかせて買い物するのではなく、「これがなきゃ幸せになれない」というものに絞って買うようにしましょう。
失敗しない片付けのコツ
片付けで失敗しないためには、いくつかコツがあります。
「どれを残して」
「どれを手放して」
「何を買うのか」
これらを見極めることが重要です。
必要・不要を判断する際は、次の3つを基準にしましょう。
- ポジティブな気分になる
- 時間を生み出す
- お金を生み出す
この3つにあてはまる物だけ残して、他の物は捨ててしまうのがベストです。
基準①|ポジティブな気分になる物
こういった気分にしてくれる物は、たとえ実用的ではないとしても残すようにしています。
一方、見るだけで気分を害するもの、何も感じないものは手放してしまって大丈夫です。
とはいえ「何も感じないもの」を手放すのって、意外と悩んでしまいますよね。たとえば、次のような物です。
- いつか使おうと思っている物
- 人からもらった物
- タダでもらった物
- 安くてお得だった物
- 捨てるのがもったいない物
- 高かった物
こういった物は、手放すかどうか迷いがち。
そんな時は、自分に対して3つの質問をしてみましょう。
- 「それは普段使っていますか?」
- 「見ているだけで気分は上がりますか?」
- 「今すぐ手放したら生活に悪影響が出ますか?」
この3つの質問に対して「Yes」と即答できない場合は捨ててしまって問題ありません。
なぜなら、それらのものはあなたから「時間・お金・場所」を奪う”本来は必要ない物”だからです。
基準②|時間を生み出す物
時間を生み出すとはつまり、日々の生活を効率化すること。
実際に僕が買ったものでいうと、ロボット掃除機、食洗機、衣類乾燥除湿機などがこれに当たります。
コツは「普段の生活で使うもの」だけに限定すること。
また、時間を奪う物はなるべく捨てましょう。
テレビをダラダラ見てしまうなら、テレビを捨てる。
物が少ないだけで、探し物をする時間が減り、掃除をする時間も減ります。
さらに、節約した時間を”本当に大切なこと”に使えるので一石三鳥。
SNSをダラダラ見るとか、メール返信に時間をかけるとか、行動に関しても無駄をなくしていきたいですね。
1日5分の時間を節約するだけでも、1ヶ月で2時間半、1年で30時間もの節約になります。
基準③|お金を生み出す物
物をどうするかの基準3つ目は「お金を生み出すかどうか」です。
たとえば僕は、仕事道具への投資は惜しみません。自分にとって使い心地のいい物であれば、多少お値段が高くても買ってしまいます。
このように、いますぐお金を生み出さずとも、数年後にリターンが返ってくる見込みがある物は残しても大丈夫。
僕自身もスマホ、パソコン、机への投資は惜しまないと決めています。
片付けの3ステップ
さて、ここからは具体的な片付けの手順について解説していきます。
- 小さな場所から片付ける
- よく使う場所を片付ける
- 大量にあるものを片付ける
物であふれた部屋を見ると、どこから手をつけるべきかわからなくなりますよね。
そんな人にこそ、ぜひやってみてほしい方法です。
ステップ①|小さな場所から片付ける
片付けで失敗する人の多くは、”目についた気になる場所”からはじめてしまいます。
これは典型的な挫折パターン。実はそういった場所ほど、”ラスボス”である可能性が高いのです。
片付けレベルの低い状態で突撃しても、返り討ちにされてしまいます。
まずはじめに片付けるべきは”意識しないと気づかないほど小さな場所”。
たとえば、財布の中やカバンの中など、”ごちゃごちゃしているのがもはや当たり前”になってしまっていた小さな空間です。
この小さな空間は、不要な物がたまりやすいという性質を持つ一方で、実は片付けが簡単な場所でもあります。
言ってしまえば、「あなたの部屋の縮図」みたいなもの。
まずはここが綺麗にならないと、部屋を片付けるのは不可能に近いです。
ステップ②|よく使う場所を片付ける
あなたの家にも、「しばらく使っていない物」「なんとなく置いておきたい物」「スペースを取る大きな物」は必ずあるはず。
片付けの序盤で”よく使う場所”をスッキリさせると、生活が快適になる効果を実感しやすく、モチベーションも高まります。
- リビングがスッキリすれば、リラックスして過ごせる
- 寝室が綺麗なら、より睡眠の質が上がる
何気ない日常のストレスを減らすことが重要です。家で勉強したり仕事をするときも、集中できる環境になります。
実際に僕も、作業机を片付けてから仕事スピードがアップしました。
毎日使う場所だからこそ、常に快適な空間にしたいですね。
ステップ③|大量にある物を片付ける
ここまできたら、あなたの片付けレベルもある程度は戦える状態になっているはず。
いよいよ”ラスボス”に挑むときがやってきました。
あなたの部屋を見渡して、「何が一番多いか?」を考えてみましょう。
よくあるのが次のような物です。
- 本
- 洋服
- 化粧品
これら3つは、ついつい大量にため込んでしまいがち。いざ片付けようと思っても、なかなか捨てきれない物たちです。
しかし、片付けレベルが高まった今のあなたなら、いつもより”思い切りのよい判断”ができるはず。
コツは、とにかく簡単に捨てられるものから捨てていくこと。捨てにくいものはいったん後回しにしても問題ありません。
大量にある物を片付ける最大のメリットは、部屋の雰囲気がガラリと変わること。非常に効果を感じ取りやすい方法です。
捨てる基準として、次の質問をしてみましょう。
- 「半年以内に使った?」
- 「これからも使う?」
答えが「NO」なら、捨ててしまって大丈夫です。
片付けを成功させる心持ち
最後になりますが、片付けを成功させるために最も重要なことをみなさんにお伝えします。
これをはっきりさせることです。
幸せの形は人それぞれ違っていいと思います。
何もない部屋で過ごすのが快適だという人もいれば、好きなものに囲まれた暮らしをしたいという人もいるでしょう。
あなたにとって、”幸せを感じる条件”は何ですか?
自分にとって幸せだなと思うことを紙に書き出してみましょう。
「これがなくなったら人生どうなるだろう」と考えると、絶対的な価値を見極めることができます。
幸せの基準をはっきりさせて、本当に必要なものだけを残すようにしましょう。
お金をムダにすることなく、あなたにとって本当に必要なものに使えるようになるはずです。
いま幸せじゃない人は、一度だまされたと思って、今回紹介した片付け方法を実践してみてはいかがでしょうか。
消費社会から抜け出して、お金と時間から解放されたシンプルな生き方が、あなたの暮らしをより豊かにすることを願っています。